| 2002年10月3日 ドンムアン空港でいつものようにM氏と落ち合った。 「遅かったですね。税関で捕まったのかと心配しましたよ。」M氏が笑いながら言う。 「いやいや、税関はすんなり通れたんですけど、荷物がなかなか出てこなくて・・・20分ぐらい待ちましたよ。」え?今から行くの?今日はバンコク泊まりじゃないの? 今はすでに夕方の5時。今日はゆっくり休ませてよ、そういいたくて仕方がなかった。しかも今回のタイ出張の前々日まで、別の出張に出ていたので、すでにかなりの疲労が溜まっていたのだ。しかしまあ、M氏がすでに予定を立ててしまっていたので、ここはすんなり従うことにした。 結局、途中道に迷ったりして3時間かかって現場に到着した。そのときにはすでに疲れきっていて、まともな仕事はできなかった。 その日の晩は近くのホテルに宿泊した。田舎町なのであまり期待していなかったが、案の定、かなりつらそうなホテルだった。我々のほかに泊り客はいないようだった。平屋の建物に受付と客室が数室あるだけだった。部屋に入ると、いきなり視界をよぎる黒い陰があった。ゴキブリだった。しかも2匹もいる。大きさは日本と同じぐらいだった。気候がいいので、ゴキブリもビックサイズでは?との不安は解消されたが、そもそもそんなのには出会いたくないものだ。1匹はひっくり返って動かなかったので、死んでいるのかと思って放っておいたら、いつのまにかいなくなっていた。どうやら死んだふりをしていたようだ。疲れていたので、とにかく風呂に入って寝ようと思った。水道の蛇口をひねると、真っ黒い水が流れてきた。歯を磨くのはあきらめたほうがよさそうである。シャワーは幸いにもお湯が出た。エアコンも効いているみたいだ。とりあえず、最低限のこの二つだけは譲りたくなかったが、安心した。 さっぱりしたところで、近くの売店に出掛けた。雨季なので蚊が多いため、蚊取り線香を買った。とりあえず、ここでの仕事は早々に済ませてバンコクに帰ろう、そう誓った。 |
![]() こざっぱりした部屋に見えるが・・・ ![]() とりあえずお湯は出た |
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