2001年11月4日

朝の5時に目覚ましが鳴った。

今日の仕事は移動に時間がかかるので、かなり早く出発しなければならない。出張に出ると、たいがいこんな風に睡眠時間が不足気味になる。

身支度をすませ、ホテルを出た。フロントで、部屋のキーを今日中に直してもらえるように念を押しておいた。モノレールに15分ほど乗り、駅の近くのスーパーでM氏と落ち合った。
「それは正解でしたね」
キーのことを念押しした話をすると、M氏はそういった。ともかく、タイで人に何かをしてもらうときには、何度も何度もしつこいぐらいに念を押すこと。これは、タイで長年ビジネスをしてきてM氏が体得した心得である。僕もこれまでM氏からこのことを何度も何度も聞いた。

仕事場に向かう途中、道沿いの食堂で朝食をとった。そういえば、昨日の晩は機内食だったので今回始めてタイ料理を口にすることになる。M氏と、「目玉焼き付き焼き飯」を注文した。久々に食べた唐辛子の効いた料理はおいしかった。また一歩、体がタイ化した。


朝食を調理中のおばちゃん

朝食を済ませた後、タイ人の仕事のパートナーと落ち合い、仕事に向かった。

車に揺られること1時間、タイ人のK氏が
「今通っているところはアユタヤだ」
と教えてくれた。アユタヤ! アユタヤといえば、バンコクからの日帰り観光で有名な地である。これまで幾度となくタイを訪れているが、アユタヤにきたのは初めてだった。しかし悲しいかな、今は仕事場に行く途中。今回も悲しく通過するだけであった。

この日の仕事が終わり、ホテルに戻ったのは午後9時。夕食はシーフードレストランに行った。スクンビット通りのスーパーの下にあるその店は、安くて清潔で空いているので、僕もM氏も気に入っている。ただあまりにも空き過ぎているので、いつまで店が持つのか、ちょっと心配でもある。この店は、珍しく日本語を話す店員さんがいるのもポイントが高い。タイ語しか話せない店で料理を注文するのはまだまだ苦手である。この店に来るのは2度目だが、その店員さんは我々のことを覚えてくれていた。どうやら日本のツアーにも組み込まれているようで、前回来た時には大勢のツアー客がはいってくる場面にも出くわした。

M氏と二人でシーフード食べ放題を頼み、ビールも何杯か飲んで、二人で1000バーツだった。日本に比べれば相当安いが、タイの物価から考えたら高いような気がする。と言ってもバンコクなので多少仕方がない面もある。

食事の後、仕事で疲れた体をタイ式マッサージで癒したいところだった。しかし、あいにく今日は時間が遅くなりすぎていた。この時間でも開いている所はあるにはあるが、今日はやめておくことにした。結局その日はその後少しだけ飲んで帰った。

ホテルに帰って、部屋のキーを受け取った。さて、キーは直っているのだろうか・・・恐る恐る部屋のかぎを開けてみると・・・なんと、すんなり開いた!!直すとは聞いていたものの、どちらかと言うとあまり信用していなかった僕は、意表をつかれてしまった。でも、開いたのから問題ない。結果よければすべてよし。今日は気分よく寝ることができそうだ。