| 2004年9月17日〜22日 中国は、その長い歴史と底知れぬ人民のパワーを持つ唯一無二の魅力を持つ国として、以前から私を魅了し、行きたい国ランキングで常に上位にあった国である。 中でも成都といえば、三国志演義のファンなら死ぬまでに一度は訪れてみたい町だろう。かくいう私も三国志、三国志演義の大ファンであり、仕事とはいえ、この町を訪れることができるのは、大変な幸運といえるだろう。 成都へは日本から直行便もあるが、今日は上海で乗り継いだ。上海で入国審査を済ませた。初めての国の入国は緊張する。今回は、もめそうな荷物は持っていなかったので、すんなり入国することができた。ここから国内線に乗り換え、成都へ飛んだ。 成都空港からさらに西へ車で200km、今回の目的地の雅安に到着した。すでに日はどっぷりと暮れていたが、なぜか道行く人が多い。この人たちはこんな夜更けにどこに行くというのだろう?この人通りは22時頃目的地に着くまでずっと続いた。 |
![]() 雅安の町並み ![]() 夜の雅安 |
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雅安の町は雨の町とも言うらしく、特に夜に雨が降る。今日もスコールのような激しい雨が降っていた。宿は一般の人のアパートをしばらく貸切で利用することになっていた。当初はホテルに泊まる予定だったが、政府の高官が泊まることになり、我々が泊まれなくなってしまった。このあたり、日本とは事情が異なるようだ。そこで急遽、現地代理店の友人の家を借りることになったわけである。この友人には大変申し訳ないことになった。なにせ、本人どころか、家族全員、しばらく家を明け渡すことになるわけである。よく承知してくれたものだ。私にとっても、急遽こういう事態になり、初めての国でいきなり一般の家に泊まるとは思ってもみなかったので(このことは当日知らされた)、とまどったが、少し興味を引かれたことも事実である。 家はアパートで、なかなかモダンなつくりであった。室内に土足で上がること以外は日本の一般家庭と変わらないといってよい。もっとも、たまたまこの家庭がそうなのか、平均的な姿なのかはわからなかった。ただ一点、バストイレは中国式だった。湯船はなく、シャワーのみで、その水がそのままトイレに流れ込む仕組みである。もうひとつ、来客用と思われる洋式のバストイレがあったので、そちらを使用することにした。シャワーを浴びると、すっきりしたと同時に眠気がどっと押し寄せてきた。私に割り当てられた、子供部屋のベッドに横になると、そのまますぐに眠ってしまった。 次の日、中国の朝は鳥の鳴き声で始まった。野性の鳥が多いのではなく、多くの人が飼っているのだ。そして鳥かごを持って公園に集まり、太極拳で体を動かしたり、飲茶を楽しむのだ。なんと余裕のある生活だろう! 朝食は近所の屋台で取る人が多いようだ。おやゆ、揚げパン、中華まんなどをさっとかけこんで、それぞれの一日が始まる。我々もそれにならって朝食をとった。おやゆと肉まん2個で一人70円。すぐそばで作っているできたての肉まんはおいしかった。今日は中国初仕事、気合を入れていこう! |
![]() 屋台での朝食 |
| 昼、夕食はレストランで取った。中国といえば回転テーブル。我々は常に5〜6人で食事をしたが、いつも食べきれないほどの料理がテーブルに並んだ。次々と運ばれてくる料理は、テーブルいっぱいになると2段、3段と重ねられていく。さすがに3段重ねになると、回転させるのも難しくなる。そして中国といえば乾杯。中国式では、乾杯をすると一気飲みするのが習慣である。ビールならまだいいが、40〜60度の酒になるとかなりきつい。これらの酒をはじめて飲んだときは、咳き込みそうになった。また、四川の料理は辛いものが多い。唐辛子や香草は人によって好き嫌いがあるだろう。また、中国で緑茶を飲む場合、茶葉を直接茶碗にいれ、そこにお湯を注いで飲むようだ。そのため、茶葉を飲み込んでしまわないようにうまくコントロールしながら飲むのが難しい。ふたのついた茶碗で飲む場合には、そのふたと茶碗に狭い隙間をつくり、そこで茶葉をせきとめながら飲む。こちらは慣れてない者でも飲みやすかった。 |
![]() 蓋つきの茶碗 |
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街中で驚いたのは、車が予想以上に多いことと、道路に自転車専用レーンがあること。メーカーでは日本車以外にフォルクスワーゲンが多い。それ以外の欧州車も多い。自転車も多いが、日本並みの車社会がもうすぐそこまできているようだ。自動車会社が躍起になって中国戦略を進めているのも、納得できる気がした。また、そこかしこでビルが建築中となっており、上海などの大都市部では土地成金が次々に生まれているという。日本のバブル景気とそっくりだが、とにかく今中国は何もかもがすべて右肩上がり、急速に変化している。そして、貧富の差が、こちらも大陸スケールで大きい。 また、今回の仕事ではデモンストレーション的なことをやったのだが、中国の人々はとにかく好奇心旺盛だ。日本でやってる場合とくらべて、まずお客さまの立つ距離が近い。そして、向こうが話しかけてくるタイミングがぜんぜん違う。うまく表現できないが、ハチャメチャな力強さ、好奇心を感じた。 最終日、無事予定もこなし、帰国した。とにかく中国は広い。別の州に行けば、また違った中国を見ることになるのだろう。今回残念だったのは、せっかく成都に行ったのに、三国志ゆかりの名所を訪れることができなかったことだ。次回はぜひ実現したい。 |
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